2018/12/08 09:01



ある方が宮崎には、使いやすくて悪い方言があると言っていました。
よだきい、ってやつです。

近頃、曇り空ばかりで、何だか朝がよだきい(ダルい)ね。←実話


それもそのはず。人間は狩猟民族だった頃の習慣で雨の日は休み。
その名残で、今でも雨の日は体が重くなるんだとか、、、

考えてみると人間も動物も自然の一部なんだな~
とやけに親近感が沸いてきますよね。


お天気に様々な空模様があるように、植物もときに気まぐれで
当園の星ケイランの葉っぱの丸い白抜け模様も、
一直線に伸びていたり、中には繋がっていたりと面白いです。

過去にはぽつん、と一つしかないものも発見しました。
一番星、と呼んで経過を見守り可愛がっていました(笑)




星ケイランは、葉全体に広がる美しい星斑模様がとても素敵です。

ほぼ毎日、園内の様々な植物と対峙する私のように
植木鉢の前にどっこいしょ、と椅子を持ってきて腰かけない限りは
普段、植物のことを見つめる機会もあまりないかと思いますが、


星ケイランの、夜空に瞬く星のような斑模様は、見ていると
それぞれが持っている個性が、静かに語りかけてくるような美しさです。

次はどんな模様を見せてくれるでしょう?と、期待感が高まります。




自然の作り出す模様は、人工物とは違って、
当たり前ですが同じ柄には二度と出会えません。


星ケイランも成長すると、次の芽へ…
という風に葉が移動するので、一年限りの芸術です。

当園の星ケイラン・日向流星は、宮崎県に自生する星恵蘭で
いまや希少な野生蘭となっています。

品種としてもかなり珍しい星ケイランですが、
それを思うと本当はそれさえも特別で儚く、ある意味
貴重な時間と共に美しい葉が楽しめるということになりますし、

ますます、一瞬の輝き、見ていてあげたくありませんか?





そして!
今ならば貴重な、花芽付き苗を販売中です。

当店で取り扱い中の星ケイランはこの一種のみで、
『日向流星』は、突然変異で花が白色で紅舌になった星ケイランです。

丹頂咲き、とも呼ばれる珍しい柄です。

今は、そんな日向流星の花芽がすくすく育てられる、
とても素敵でワクワク感満載な、たいせつな時期です。


苗は、お届け直後に葉が黄色くなる場合がございますが、
暖かくなると葉を落とす、星ケイランの性質によるものです。
ご了承ください。


星ケイランは、クリスマスのケーキに絞るホイップのような
美しいフォルムのかたくて丈夫なバルブを持っています。

バルブとは、球根のように丸くなった茎のことで
嬉しいことに毎年一つ、ふたつと、蘭としては比較的増えやすく、
バルブもしっかりと残っているため、育てて行く上でとても安心です。

葉がすべて無くなってしまったとしても
バルブにしっかりと力を蓄えているため開花することができます。

春までゆっくり見守っていただければ、と思います。




多いときには、頭を垂れてしまうほど蕾をつけるようです。

星のような斑模様を眺めつつ、次はもっと!と、
花がたくさん咲くよう楽しみに育ててみてはいかがでしょうか?


白花紅舌の儚く美しい星ケイラン、きっと持っていて損はないと思います。
珍しい蘭を集めている方が、ひとつは持っておきたいと思う品種です。

平成最後の価値あるお買い物になりそうです。

この機会に!ぜひ、希少な野生種、
白花紅舌の星ケイラン『日向流星』の花芽付き苗を手に入れてください。