2015/10/30 19:15
原種とは、もともと自然界で自生していた種のことです。
樹木に着生した『着生蘭』や、地面で生きる『地生蘭』などがあります。
たとえば木の肌に種子が落ち、蘭菌によって芽生える。
やがて枯れ葉がたまって、雨水で腐り僅かな土となり、
鳥たちや小動物の食べ残しやふんが肥料となり、、、
や、そんな偶然を待つことはむずかしいので、
宮崎県の杉皮材をつかってがっちりと植え込みました。
固めに植え込むのがポイントです!
自然界で生きてきた、たくましい原種の名残は、根にあります。
鉢から根がとび出ているのは、苗が元気な証拠でもあるのです!
販売するときには、飛び出した根は見た目に悪いため切ってしまうのですが、
蘭は飛び出してなんぼだと私は思います。
狭いのでは、と大きめの鉢に植えがちですが、少し狭いくらいが蘭にはちょうど
良いです。
植え替えるときには、思うより小さめの鉢を選びましょう。
そして、乾燥気味に管理することで通気性が保たれ
着生していた頃に似た環境を作ることができるのです。
hanazukinで取り扱い中のシンビジューム原種をまとめてみました。
どれもとっても珍しい高級の蘭なんですよ。
Hanazukinでは、10.5㎝のポットに株分けし、お求めやすい
価格となっています。
そして原種同士の交配種はこちら。
春金蘭〈シュンラン×キンリョウヘン〉
大王蘭〈ホウサイラン×フィンレイソニアナム〉
竜王蘭〈デボニアナム×フィンレイソニアナム〉
和心蘭〈キンリョウヘン×秋蘭素心〉
わんちゃんで例えると『ミックス犬』といったところでしょうか。
原種同士、両方の特徴が現れる面白さがあります。
下から3つは西都園芸のオリジナル品種です。
漢字3文字なのは、、、、たまたまです。
『良い名前だねえ』と言われると園主がデレデレになります。
宮崎県の西都園芸に直接来られる方には分かるかと思いますが、
ほめたりしてくださると嬉しくなって、どんどん
サービスしてしまうのが
田舎の生産農家です(笑)
でも、いいんです。
お花の好きな方とお話しをするために、直売をしているのですから。
hanazukinでも、毎月それぞれサービス品を同梱しておりますので
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宮崎まで来られないなあ、とお思いの方もぜひ、
問合せから、メールから、何でも聞いてくださいね。
感想もお聞かせくださると、今後の励みになります!
では、このへんで。